レーザーで行う段階的な治療は、今までキレイに治せなかったケロイド・火傷跡を目立たなくします
ケロイドは治療方法を間違えると、治すどころか返って「ひどく」してしまいます。ケロイド・火傷跡は、数種類のレーザーを使用して、症状を見ながら段階的に照射していく方法が最も効果的な治療方法です。いろいろな治療方法を試みても治らなかったケロイド・火傷跡なども、レーザー治療や注入療法を組み合わせた複合治療で、改善を目指します。
症状の種類
ケロイドと火傷跡は、症状をみながら数種類のレーザーを用いて段階的に行うのが最も効果的です。この治療を行うには、治療内容に合わせたレーザー治療機器と症状を判断できる経験豊富な医師の下で行うことが重要です。
新型レーザー等治療機器135台以上、症例数50万例以上のレーザー専門クリニックである当院だからこそ、今までキレイに治せなかったケロイド・火傷跡も治せます。
また、オリジナルクリームによる表面麻酔や局部麻酔を用いた安全性重視の「痛くない治療」を行いますので、小さなお子さまも安心して治療をお受けいただけます。
ケロイド
ケロイドは、皮膚が損傷を受けた後などに発生する赤みの強い盛り上がりのことをいいます。手術跡やニキビ跡などに発生しますが、何もなかった所に突然現れる特発性ケロイドもあります。ケロイドと盛り上がりのある傷跡はよく似ていますが、最も大きな違いは、ケロイドは損傷を受けていない周囲の健康な皮膚に発赤を認めることが多く、正常な皮膚組織の中にまで浸潤して広がっていき、拡大変化を続けます。また、ケロイドと肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)の見極めは専門医師でも迷うことがあるため、症例数豊富な医師による診断が重要です。肥厚性瘢痕とは、外傷後に、創面(損傷部分)を修復しようとしてできた線維組織が過剰に産生されることで、いわゆるミミズバレ状の瘢痕が、長期にわたって残存する状態をいいます。
ケロイドの特徴
- 自然治癒がない
- 健常組織へ染み出すように広がる
- ケガや熱傷などの直接的原因がなくても自然にできることがある
- 出来やすい体質がある
手術による切除縫合は、再発や悪化のリスクが高く、さらに拡大してしまいます。シロノクリニックでは、ケロイドの性質をよく知る経験豊富な医師により、数種類のレーザーを用いた最適な治療を行っております。本治療は、レーザーの出力の調整などにおいて高い技術が必要になります。レーザー専門クリニックだからこそ対応できる的確な治療をご提供いたします。
ケロイドのレーザー治療例
- 炭酸ガスレーザーなどで、皮膚を何回かに分けて丁寧に縮めていきます。
- ケロイドが平らな状態になりましたら、皮膚の赤みを取る治療を行います。毛細血管を選択的に縮め、凝固破壊するシナジーなどのレーザー治療を行い、皮膚の赤みを取り除きます。
ケロイドの部分は毛細血管がかなり発達しているため、血液を多く含む上に、炎症の色もあいまってかなりの赤みを帯びています。さらに、低出力のレーザーを補助的に使用することにより、短期間で効果を上げる対応も行っております。
火傷跡について
深くない火傷跡であれば、レーザー治療と光治療などの局所療法だけで、キレイに治療することが可能です。平らな傷跡と同じく、火傷をした場合、細胞の活性化を促すダイオードレーザーや色素沈着・赤みを分解するシナジーなどを中心に使用します。炎症期には、バイオプトロンなどの細胞を修復する光治療も併用します。火傷の後は、なるべく早く治療を始めることが、良い結果に繋がります。早めのご相談をお勧めします。
ケロイド・火傷跡の治療方法
レーザー治療
フラクセルレーザー FDA認可
治療の特徴
ダメージを受けた肌を「修復」や「改善」するのではなく、皮膚を入れ替えて、新しい肌に「リセット」する治療です。皮膚表面にミクロ単位の穴を開け、角質より深い部分に作用させて1回の治療で5~15%の皮膚を入れ替えていきます。FDAの認可を取得したレーザーです。
効果
小じわ、たるみ、くすみ、色素沈着、にきび跡、毛穴の開き、傷跡・火傷跡などあらゆる肌の悩みに効果的です。トータル的に皮膚を活性化させて劇的な美肌・整肌効果が得られます。
副作用
赤みや腫れ、乾燥、熱感、痛み、色素沈着などが一時的な反応として生じ、数日残る可能性があります。
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レーザー治療
シナジー FDA認可
治療の特徴
皮膚表面のダメージを最小限に抑えながら血管のみを選択的に破壊して血管系の病変を改善します。皮膚温度を2度以下に保ちながら治療を行うため、痛みとダメージを抑えて効率よく改善していきます。
効果
血色色素分解効果により、毛細血管拡張症、赤ら顔、酒さ、単純性血管腫、苺状血管腫、にきび・にきび跡の赤み、ケロイドの改善、殺菌作用によりにきびの改善、メラニン分解効果によりくすみ、色素沈着、くまの改善、コラーゲン増殖効果により小じわ、たるみ、肌のキメ改善、毛穴の収縮に効果が見込めます。
副作用
赤みや腫れ、紫斑、浮腫、熱感、痒みなどの症状が一時的な反応として生じ、数日残る可能性があります。
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レーザー治療
炭酸ガスレーザー
治療の特徴
炭酸ガスレーザーの波長は、水に吸収されやすい性質を持っているため、皮膚組織内の水分に吸収され、一瞬のうちに組織を気化・蒸散させます。盛り上がりのあるしみ、ほくろ、いぼ、にきびなどの治療に有効です。
効果
盛り上がりのあるしみやほくろに対し、レーザー光を当てることで治療部位だけの組織を蒸散させることができます。治療後はテープで保護し、かさぶたが形成されて1週間前後で剥がれていきます。その後、一時的な色素沈着を伴い徐々に解消されていきます。
副作用
赤みや腫れ、痛み、痒み、熱感、乾燥などが一時的な反応として生じ、数日残る可能性があります。二次性色素沈着は、数か月かけて徐々に軽減していきます。
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ケナコルト注射
治療の特徴
ステロイド剤の一種で盛り上がりが強くでている箇所に直接注射します。強力な抗炎症作用があるため、赤みや盛り上がりを改善し、痛みや痒みも和らげます。線維芽細胞の働きが活発化して大量のコラーゲンを生成し、何らかの異常でコラーゲンを作り続けてしまうことでできるケロイドや肥厚性瘢痕に有効です。
効果
線維芽細胞が異常に働き、盛り上がりとなった傷を平たんにする効果、痛みや痒みを抑える効果が期待できます。
副作用
針穿刺部の赤みや痛み、内出血患部周囲の皮膚の凹み、毛細血管拡張による赤み、免疫力の低下などが生じる可能性があります。
レーザー治療
ダイオードレーザー FDA認可
治療の特徴
低出力・低エネルギーのレーザー治療器で、水分や血液に吸収されにくく、皮膚の深部にまでエネルギーが到達します。細胞レベルで新陳代謝の活性化や自己治癒力を高めます。痛みや組織を傷つける心配は全くなく、非常に安全性が高いレーザーです。
効果
新陳代謝の活性化、血行改善、免疫力の正常化、自己治癒力を高める効果により、傷跡や炎症、腫れ、痛み、痒みの早期改善、自律神経失調症の治療にも用いられます。
副作用
赤みや痒みが一時的な反応として生じ、数分~数時間残る可能性があります。
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光治療
バイオプトロン
治療の特徴
光+水+酸素で細胞を活性化させる治療方法です。可視光線と一部の赤外線の光を利用し、紫外線は100%カットしているため、悪影響を受ける心配は一切ありません。スイス生まれのバイオプトロンはヨーロッパ各国で特許を取得しています。
効果
肌本来がもつ自然な生まれ変わりを助け、健康で美しい肌へとサポートします。さらに、心地よい温かさが気持ちをリラックスさせます。
副作用
赤赤みや痒みが一時的な反応として生じ、数分~数時間残る可能性があります。
ケロイド・火傷跡の症例写真
施術の説明:メスを使わずに、皮膚の凹凸・赤みを、レーザー・注射などを併用して治療を行います。
施術の副作用(リスク):赤み、痛み、痒み、出血、色素沈着などの可能性があります。
施術の価格:1㎠ 1回 11,000円(税込)
ケナコルト注射 1回 3,300円(税込)
(状態により選択する治療法や注射、治療回数は異なります )
治療費
項目 | 方法・範囲 | 料金(1回) |
---|---|---|
フラクセル | 面積(1cm×1cm) | 11,000円(税込) |
炭酸ガスレーザー | 面積(1cm×1cm) | 11,000円(税込) |
シナジー(恵比寿院限定) | 面積(1cm×1cm) | 11,000円(税込) |
ケナコルト注射 | 1回 | 3,300円(税込) |
ケロイド・火傷跡治療の副作用・リスク
治療全体に関する副作用・リスク
治療中・治療後に予期しない合併症が生じる可能性があります。
治療は継続的かつ反復的に行うことでより効果を発揮するため、複数回の施術が必要となる場合があります。
治療に対する反応や効果には個人差があり、体質や病変部の状態により治療の効果が微弱または出にくい場合や、治療後の副作用(色が濃くなる2次性色素沈着や瘢痕化、化膿など)が生じる場合があります。
医師による術後の腫れやダメージ、ダウンタイム、内出血の程度、その解消に関する説明はあくまでも平均的な予測であり、同じ治療をした場合でも、過程や回復までの期間、反応の程度、アレルギー反応を含む合併症のあり方などは、体質や病変部の状態により異なります。
レーザー治療の副作用・リスク
赤みや腫れ、乾燥、熱感、色素沈着、痛みなどが一時的な反応として生じ、数日残る可能性があります。
稀な副作用として、水疱形成、痂疲形成、色素脱失、肝斑増悪、瘢痕などが生じる可能性があります。
レーザー治療により現れる可能性のある二次性色素沈着は、数か月かけて徐々に軽減していきます。
光治療の副作用・リスク
赤みや腫れ、熱感、痒み、乾燥、色素沈着などが一時的な反応として生じ、数日残る可能性があります。
稀な副作用として、火傷、水疱形成、瘢痕、表皮剥離、色素脱失、肝斑の悪化、潜在性肝斑の出現などが生じる可能性があります。
注入治療の副作用・リスク
針穿刺部の内出血、注入部位の赤みや腫れ、痛みなどが一時的な症状として生じ、数日残る可能性があります。ごく稀な副作用・リスクとして、神経障害、血流不全、感染、アレルギー症状などが生じる可能性があります。
よくあるご質問
Q. ケロイドをキレイになくすことは可能でしょうか?
A. 100%元の肌の状態に戻すことは難しいですが、膨らみを平らにして赤みをなくすことが可能です。
それにより、かなり目立たなくなります。
Q. 火傷跡は、受傷後いつから治療が可能でしょうか?
A. 受傷後より半年以上経過していれば治療が可能でございます。
監修医師
医師 徳永 真理 Mari Tokunagaシロノクリニック 銀座
経歴
- 東京女子医科大学医学部卒業、同年 東京大学医学部付属病院研修(内科、皮膚科)
- シロノクリニック入職
- シロノクリニック銀座院 院長に就任
- 銀座院医師として従事
所属学会・資格
・日本レーザー医学会認定医
・日本美容皮膚科学会
・日本抗加齢医学会専門医
その他
・サーマクール認定医
・ウルセラ認定医
・ドクターシーラボ開発顧問&認定医師
代表医師
総院長 城野 親德 Yoshinori Shironoシロノクリニック 恵比寿
経歴
- 1988年慶應義塾大学医学部卒業
- 1995年シロノクリニックを開業・総院長に就任
- 1999年ドクターシーラボを設立し、取締役会長に就任
- 2008年企業家ネットワーク 第10回年間優秀企業家賞を受賞
所属学会・資格
・日本レーザー医学会
・日本形成外科学会
・日本抗加齢医学会
・日本皮膚科学会
・日本美容皮膚科学会
・日本美容外科学会
その他
・サーマクール認定医
・ウルセラ認定医
日常のケア
火傷を負った後の応急処置
火傷はとにかく患部を水で冷やすことが大切です。時間は15~30分程度が目安ですが、冷やしすぎると低体温症になってしまうこともありますから、注意が必要です。流水で冷やせない部分に火傷を負った場合は、患部に清潔なタオルをあててから、水をかけるようにしましょう。明らかに広範囲・重度の火傷の場合は、患部を清潔なタオルで覆ってすぐに病院に行ってください。
安心してご来院ください
治療は痛くないですか?
シロノクリニックでは、独自に研究開発したオリジナルの塗る麻酔をはじめ、ブロック麻酔、導入麻酔、冷風機によるクーリングシステム(冷却法)、鎮痛剤など各種ご用意しております。美しくなることに伴う苦痛を取り払い、快適な美容医療を実現します。
安全ですか?
定期的な医療機器の整備と、安全性の実証された薬剤の提供。患者さまの肌に触れるものはすべて滅菌・消毒することで、クリーンな環境で安全に治療を受けていただけるよう、徹底管理しています。さらに、リラックスできるアロマの香りなどで、患者さまが居心地よく過ごせるよう常に配慮していきます。
初めてなので不安です…
シロノクリニックではカウンセリングをとくに重視しています。お悩みをじっくりとお聞きし、経験豊富な医師が症状を的確に診断します。お一人お一人のお悩み・症状に合った治療をご提案し、無駄な治療をお勧めすることは一切ありません。どんなことでもお気軽にご相談ください。
本当に治るのですか?
治療は、「結果」で応えるものです。シロノクリニックでは、すべての治療をまず複数の医師が体験し、患者さまにとって何が一番いい治療なのか議論を重ね、治療メニューを決定しています。言葉の奥に秘められた患者さまのお悩みを理解し、いかに解決できるかを考え、ベストを尽くします。