切らないで、傷跡残さず本来の肌に戻せる、タトゥー除去(刺青除去)
タトゥーで入れた色は半永久的に残ってしまいます。タトゥー除去はこれまでの技術では手術以外の方法がなく、傷跡も目立ちましたが、現在では技術が進歩し、レーザーを使用することで正常な皮膚にダメージを与えずに、特定の色素のみを破壊すことが可能となりました。傷跡を残さずに、安全にタトゥーを除去します。
タトゥーの除去方法
皮膚は上層の「表皮(角質含む)」と下層の「真皮」の2枚から出来ています。このうち深い部分にある真皮にインクや墨汁の色素が入っている状態がタトゥーです。真皮には表皮のような代謝サイクルがありませんので、一度真皮に入ってしまった色素は半永久的に残ってしまいます。
タトゥーを入れていることで、プールや大浴場などで入場を断られたり、タトゥーの染料に含まれる微量の金属が原因で火傷をする危険性がありMRI検査を受けられないなどと社会的に制約が出てきます。
このような生活上の不便さや、施術者の技術力の低さによる失敗など、後々後悔してしまうケースが多いようです。
以前は、一度入れたタトゥーを取るには手術以外方法がなく傷跡も目立ちましたが、現在は医療レーザーを使用し、傷跡をほとんど残さずにタトゥーを除去することが可能になりました。
Qスイッチヤグレーザー、Qスイッチルビーレーザー等の黒色や濃い茶色・濃い青色に反応して色素を破壊するレーザーを使用して治療を行います。
タトゥー(刺青)除去の治療方法
1. 患者様の年齢、除去箇所、深さ、色などで、取れるのか、薄くなる程度なのかを判断します。
また、半透明の方眼紙をあてて正確に計測をしたうえで、金額の見積もりを行います。
2. 必要に応じて局所麻酔を行い、治療時の痛みを和らげます。
3.レーザーを除去箇所に照射します。照射された色素の塊は、小さく分解されます。色素の塊が小さくなることにより、肌の表面に出現していたタトゥーが、肌の表面からは見えなくなり、除去が完了します。(レーザー照射で色素のかたまりを分解する際、肌の角質も同時に少しだけ削り取ります。そして肌のターンオーバーを促進します。)
※Qスイッチヤグレーザー、Qスイッチルビーレーザーは黒色や濃い茶色・濃い青色に反応して、色素を破壊します。薄い青色(水色)や緑色・黄色・ピンク色などは、レーザーが反応しにくく除去しづらいです。治療方法や治療回数について、まずはご相談ください。
4.表皮内では、常に新しい細胞が作り出されています。新しい細胞が作り出されると、古い細胞は上方向に押し上げられ、常に新陳代謝(肌のターンオーバー)が繰り返されています。古い細胞と共に色素の塊は垢となって体外に排出されます。
5.治療を受けた後は、肌のターンオーバーを促進させるため、肌の表面が通常よりも薄くなっています。そのため、少ない紫外線量でもしみの原因となります。日焼け止めや帽子・サングラスをするなど、治療後はしっかりとした紫外線対策をしてください。
施術回数の目安
黒い色素の場合、2か月に1回の治療を目安に、平均3~4回の治療が必要となります。色が濃い場合、5~10回以上かかることもありますが、個人の満足度により治療回数は異なります。
タトゥー(刺青)除去の症例写真
施術の説明:レーザー治療にて色素のみを除去する治療です。
施術の副作用(リスク):水疱・出血・熱傷・腫れ・色素沈着・痒み・乾燥・痛みが生じる可能性があります。
施術の価格:1cm×1cm 11,000円/ 2cm×2cm 22,000円(税込)
※タトゥーの大きさにより異なります。
治療のポイント
所要時間 | タトゥーの大きさにより5~20分程度 |
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痛み | パチパチとしたゴムで弾かれたような痛みを伴います。 |
治療回数の目安と間隔 | 色素の深さや色調により治療回数は異なります。 |
創傷保護 | 治療範囲や部位、状態により5~7日間のテープ・ガーゼでの保護が必要となります。 |
注意事項 | 治療当日又はテープ保護期間はシャワー浴のみ、アルコールは控えて下さい。
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治療を受けられない方 | 光受容性の高い方(特に赤外光線に敏感な方) |
治療費
タトゥー(刺青)除去
方法・範囲 | 方法・範囲 |
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1cm×1cm | 11,000円(税込) |
2cm×2cm | 22,000円(税込) |
3cm×3cm | 33,000円(税込) |
10cm×10cm | 110,000円(税込) |
筋彫り(1cm) | 11,000円(税込) |
※上記の範囲に収まらない場合はお電話にてご相談ください。 |
タトゥー(刺青)除去治療の副作用・リスク
治療全体に関する副作用・リスク
治療中・治療後に予期しない合併症が生じる可能性があります。
治療は継続的かつ反復的に行うことでより効果を発揮するため、複数回の施術が必要となる場合があります。
治療に対する反応や効果には個人差があり、体質や病変部の状態により治療の効果が微弱または出にくい場合や、治療後の副作用(色が濃くなる2次性色素沈着や瘢痕化、化膿など)が生じる場合があります。
医師による術後の腫れやダメージ、ダウンタイム、内出血の程度、その解消に関する説明はあくまでも平均的な予測であり、同じ治療をした場合でも、過程や回復までの期間、反応の程度、アレルギー反応を含む合併症のあり方などは、体質や病変部の状態により異なります。
レーザー治療の副作用・リスク
赤みや腫れ、乾燥、熱感、色素沈着、痛みなどが一時的な反応として生じ、数日残る可能性があります。
稀な副作用として、水疱形成、痂疲形成、色素脱失、肝斑増悪、瘢痕などが生じる可能性があります。
レーザー治療により現れる可能性のある二次性色素沈着は、数か月かけて徐々に軽減していきます。
よくあるご質問
Q. タトゥーは、1回の治療で消えますか?
A. タトゥーの色や大きさ、深さにより治療回数が異なります。色素数が多く、皮膚の深い部分にまで入ったタトゥー除去の場合は、何回かの照射が必要になります。
Q. タトゥー除去の治療時に痛みはありますか?
A. タトゥーの大きさや色素、彫りの深さなどによって、痛みは異なります。軽く輪ゴムをはじく程度の時もあれば、彫った時と同じくらいの痛みを伴う場合もあります。
Q. どんなタトゥーでも、傷跡等を残さず、レーザーで完璧に除去することはできますか?
A. 完璧に除去できるかは深さや色と関係します。黒や紺など濃い色ならほぼ完璧にレーザーで除去することができます。赤、紫、茶、橙など色みがあるものを深く入れているときは、レーザーだけで完璧に除去するのは難しい場合もあります。黄色、緑、淡い色などはレーザーで除去することができません。この場合、皮膚をはがして移植するといった治療になりますので、どうしても火傷跡のような傷跡が残り、元通りにきれいに治療することは現段階の技術では不可能です。
監修医師
医師 徳永 真理 Mari Tokunagaシロノクリニック 銀座
経歴
- 東京女子医科大学医学部卒業、同年 東京大学医学部付属病院研修(内科、皮膚科)
- シロノクリニック入職
- シロノクリニック銀座院 院長に就任
- 銀座院医師として従事
所属学会・資格
・日本レーザー医学会認定医
・日本美容皮膚科学会
・日本抗加齢医学会専門医
その他
・サーマクール認定医
・ウルセラ認定医
・ドクターシーラボ開発顧問&認定医師
代表医師
総院長 城野 親德 Yoshinori Shironoシロノクリニック 恵比寿
経歴
- 1988年慶應義塾大学医学部卒業
- 1995年シロノクリニックを開業・総院長に就任
- 1999年ドクターシーラボを設立し、取締役会長に就任
- 2008年企業家ネットワーク 第10回年間優秀企業家賞を受賞
所属学会・資格
・日本レーザー医学会
・日本形成外科学会
・日本抗加齢医学会
・日本皮膚科学会
・日本美容皮膚科学会
・日本美容外科学会
その他
・サーマクール認定医
・ウルセラ認定医
日常のケア
生活への支障や、流行などでタトゥーを将来的に後悔するかもしれません。除去する可能性を考えて、黒色や濃い茶色・濃い青色などレーザーが反応しやすい色を使用することをお勧めします。
安心してご来院ください
治療は痛くないですか?
シロノクリニックでは、独自に研究開発したオリジナルの塗る麻酔をはじめ、ブロック麻酔、導入麻酔、冷風機によるクーリングシステム(冷却法)、鎮痛剤など各種ご用意しております。美しくなることに伴う苦痛を取り払い、快適な美容医療を実現します。
安全ですか?
定期的な医療機器の整備と、安全性の実証された薬剤の提供。患者さまの肌に触れるものはすべて滅菌・消毒することで、クリーンな環境で安全に治療を受けていただけるよう、徹底管理しています。さらに、リラックスできるアロマの香りなどで、患者さまが居心地よく過ごせるよう常に配慮していきます。
初めてなので不安です…
シロノクリニックではカウンセリングをとくに重視しています。お悩みをじっくりとお聞きし、経験豊富な医師が症状を的確に診断します。お一人お一人のお悩み・症状に合った治療をご提案し、無駄な治療をお勧めすることは一切ありません。どんなことでもお気軽にご相談ください。
本当に治るのですか?
治療は、「結果」で応えるものです。シロノクリニックでは、すべての治療をまず複数の医師が体験し、患者さまにとって何が一番いい治療なのか議論を重ね、治療メニューを決定しています。言葉の奥に秘められた患者さまのお悩みを理解し、いかに解決できるかを考え、ベストを尽くします。