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忘れていませんか? 「唇」の紫外線対策

公開日:2017/02/23 / 最終更新日:2019/08/22

大野 由実大野 由実先生

忘れていませんか? 「唇」の紫外線対策

「最近、唇がカサつきやすい気がする……」
なんてお悩みをお持ちの方はいませんか?

冬場に比べて空気の乾燥などは起こりにくいはずのこの時期、なぜか唇がカサついてしまうのは、もしかしたら紫外線の影響かもしれませんよ。

美容皮膚科 シロノクリニック恵比寿院 大野由美医師が、唇の紫外線対策とケアについてお伝えします。

唇は紫外線ダメージを受けやすい

唇は顔のほかの部分の肌とは異なり、粘膜に近い性質を持っています。

通常、肌は皮脂と汗が混ざり合って作られる「皮脂膜」や、うぶ毛によって保護され、さらに肌表面の「角質層」のバリア機能によって外部からの刺激から守られています。

ところが、唇には皮脂腺がないため皮脂膜が作られません。もちろんうぶ毛も生えていませんよね。また、バリア機能を担う角質層はとても薄くなっています。

肌は紫外線を浴びた時にメラニン色素を作り、そこに紫外線を吸収させることで紫外線によるダメージを受けないように働きます。シミの原因にもなるメラニンですが、肌を守るためには欠かせないものなのです。

でも、唇にはメラニンを作る働きもとても少ないのです。このため、紫外線を浴びることで日焼けして黒くなったりすることはないのですが、紫外線のダメージを直接受けやすく、これが原因で乾燥やカサつき、唇の荒れなどの問題が起こりやすいのです。

心がけたい唇の紫外線対策&ケア

顔や手足の紫外線対策はしていても、意外と唇は何も対策していないという方も多いもの。「口紅を塗っているから大丈夫」と思われるかもしれませんが、口紅だけでは紫外線対策としては不十分です。
日中はUVカット効果のあるリップクリームなどでしっかりと唇も紫外線対策することをおすすめします。食事などで落ちてしまいやすいので、こまめな塗り直しを心掛けましょう。

うっかり唇を日焼けしてしまった時に、腫れや赤みがあったり、ひりひりしたりという症状がある場合はまずは冷やして炎症を抑えるのが大切です。炎症が治まったら、はちみつやワセリンなどで保湿を心がけましょう。カサつきが気になるからといって手で何度も触れたり無理に剥がしたりするのは刺激になるので避けてください。

この時期、なぜか唇がカサついてしまうという方は、ぜひ唇の紫外線対策とケアを取り入れてみましょう。

Profile このコラムは私が担当しました!

大野 由実

大野 由実先生おおの ゆみ

シロノクリニック恵比寿

豊富な知識と経験に基づく、的確かつ丁寧なカウンセリングが人気。最新技術の更新に積極的で、ドクター陣からの信頼も厚く、指導も兼務。 注入やたるみ治療など、豊富な経験が物を言う治療法を熟知しています。

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